みさご解体新書

天井関数

概要

実数 x を渡すと、その数以上の最大の整数を返す関数を天井関数と呼ぶ。

数直線でいうと、実数 x の右側にある一番近い整数値となる。

値を切り上げるので、切り上げ関数とも呼ばれる。

コード例

Math.ceil(3.2); // 4
Math.ceil(3); // 3
Math.ceil(-3); // -3
Math.ceil(-3.2); // -3

切り上げ関数が用意されているので通常はこれを使用する。

int a = 5;
int b = 3;
int c = (a + b - 1) / b;

C++ のような言語で、 a と b が整数型で、 a / b の切り上げ結果を整数型変数に代入する場合は、上記のような式で書かれるケースがある。

b で割り切れない場合だけ一つ上の整数値を返したいので、分子に b - 1 を足し合わせる。

こうすることで、実数への変換や関数を使用せずに値を切り上げることができる。

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